趣味が合わない相手は、対象外なのか
プロフィールを見ていて「趣味が合わないな」で候補から外す。よくある判断ですが、ここで外しすぎると、母数が一気に減ります。そして趣味の一致は、結婚生活では思ったほど効いてきません。
趣味が「合う」ことの正体
婚活の初期に趣味の一致が便利なのは事実です。話題に困らず、初回のハードルが下がる。ただしそれは、会話のきっかけとしての価値であって、一緒に暮らせるかどうかとは別の話です。
実際、同じ趣味を持つ夫婦が必ずしもうまくいくわけではありません。同じ趣味だからこそ、こだわりの違いでぶつかることもあります。
結婚生活で本当に効いてくる一致点
趣味より先に確認したほうがよいのは、次の4つです。
① 金銭感覚
何にお金を使い、何を我慢するか。ここがずれていると、生活のあらゆる場面で摩擦が起きます。婚活で最も揉める原因と言っていいと思います。
② 生活リズム
朝型か夜型か、休日は外に出たいか家にいたいか。毎日のことなので、じわじわ効きます。趣味が違うより、こちらのほうがずっと重要です。
③ 家族との距離感
実家とどのくらい関わるか、将来の同居や介護をどう考えるか。結婚は本人同士だけの話ではないので、ここは早めに確認したい。
④ 子どもについての考え
望むかどうか、望むならいつ頃か。ここだけは、後からすり合わせが効きません。気まずくても、交際が深まる前に共有しておくべきです。
上の4つは「ずれていると生活が回らないもの」。
優先順位は、明らかに後者です。
趣味が違うほうが良い場合もある
お互いに別々の時間を持てるのは、長く一緒にいるうえでは利点です。ひとりの時間が確保でき、相手の世界に依存しすぎない。「趣味が違う」は、単に別々の充電方法を持っているということでもあります。
また、相手の趣味に少しだけ触れてみると、思いがけず面白いこともあります。ここで大事なのは、無理に好きになろうとしないこと。「自分は分からないけれど、あなたが楽しそうなのは良い」で十分です。
それでも外していい場合
趣味そのものではなく、その趣味が生活に及ぼす影響が受け入れられないなら、外して問題ありません。
- 費用が家計を大きく圧迫する規模である
- 休日のほとんどが趣味で埋まり、一緒に過ごす時間が想像できない
- 自分の趣味を否定されると感じる
これは趣味の不一致ではなく、時間とお金の配分の問題です。そこは遠慮せず確認していい部分です。
プロフィールで趣味をどう書くか
逆の立場でも同じことが起きています。ニッチな趣味を細かく書くと、それだけで外されることがあります。「何が好きか」より「それをしているときどんな時間か」を書くと、趣味を共有しない人にも伝わります。
たとえば「登山」より「月に一度、朝早く出かけて自然の中で頭を空っぽにする時間が好きです」。後者なら、山に興味がない人にも生活の様子が伝わります。